しかし「インフルエンサー」は、職業とは異なり「影響力のある個人」につけられた、ただの“ 名称 ”に過ぎません。
数ある企業の中には、インフルエンサーの世界観をもって生み出した投稿写真を無断で引用し、自社のPRに使用するケースがあるのだそうです。そんな公的な場であるSNSを中心に起きている、投稿写真の無断使用が問題となっています ──────
Case:3〈広告素材への無断使用〉

〈 インフルエンサーC氏の証言 〉
─── 詳しくお話、伺えますか?
C氏:はい。以前、スキンケア系の案件を受けたときに「事前に下書き提出をして欲しい」という依頼があったんです。
─── そういう場合もあるんですね。
C氏:そうですね。そのときに、担当者に画像と文章を送ったんですけど・・・。
─── 嫌な予感。。
C氏:投稿後に、Instagram広告で下書き時に送った画像が無断で使用されているのを見つけてしまったんです。
─── その会社には申告しましたか?
C氏:いえ、何も言いませんでした。せっかく一緒にお仕事をさせていただいたのに、まさかそんな風に使われるとは思いませんでした。
─── それはそうですよね・・・
LAST RESORT

今回の解決・改善POINT
*投稿写真の無断使用を見つけた時点で、使用者へ削除依頼の要請をする。
*インスタグラムでの無断使用の場合には、インスタグラム社に削除要請をする。
(世界観に支障がなければ、画像に署名などを入れて抑止する等)
不特定多数のユーザーが目にする公的な場所であるSNSの場においても、歴とした“著作権”というものが存在しているということを世間一般にもっと知らせていかなければいけません。
そうした声をあげないことには、また違うインフルエンサーが同じ被害を被る可能性も否めません。
まずは、そうした無断使用を強行する企業に対し、削除してほしい旨をしっかりと伝えましょう。企業と対等に仕事をしていくためには、まず自分の作品とも言える投稿写真をしっかりと守ることからはじまります。
自分がもし、こんな場面に直面したら?
自分がもし、こんな場面に直面したら?
フリーランスとして自分の世界観を発信し自立/自律するためには、「自分の世界観をしっかりともつ」ことが最も大切です。リデルでは、まだまだ生まれたばかりのインフルエンサーという存在がしっかりと自立/自律を成し、フリーランスとして個人の可能性を最大限に発揮できることを目指し、活動しています。
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