可愛いから?
写真が綺麗だから?
・・・いいえ、そうではありません。
彼女・彼らは、SNSという一つのアカウント(メディア)を設計から撮影、インフォメーションまで一貫して行なっている、言わばひとつのメディアの編集長なのです。そうして作り上げたクリエイティブが、数千、あるいは数万人の人々から支持されています。
多くの人に見てもらえるメディアをつくりだすことに苦戦している企業も多い中で、インフルエンサーたちはその偉業を成し遂げた特別な能力をもった存在であることをしっかりと認識しなければいけません。
そして尊重しなければいけないのは、彼女たちがどんな思考・方法をもってそうした人気アカウントをつくりだしているのかということです ──────
Case:5〈投稿期間が突然変更になる〉

〈 インフルエンサーE氏の証言 〉
─── 並び順とかも考えて、計画的に投稿しているんですね・・・?
E氏:そうなんです。プロフィールページからの見え方は特に気にしていますね。ハッシュタグから投稿を見て気に入ってくれた方って、そこからプロフィールページを見てくれると思うので。
─── なるほど。そこで自分の好きなクリエイティブがズラリと並んでいたら、思わずフォローしちゃいますよね。
E氏:はい。なので投稿前に並びを確認できるようにダミーアカウントをつくって、そこで確認しながら投稿をしています。
─── ダミー・・・?!そんなことまでしているんですか!!!それは確かに、いきなり変更かけられると構成からやり直しってことですもんね・・・。
E氏:そうなんです・・・。
─── そういう変更があった場合はどうするんですか?
E氏:前にイベントの投稿を依頼された時は、「一週間以内に投稿」と言われていた内容が、イベント開催日当日に「今日中に投稿して欲しい」と言われたんです。
─── え!!当日ですか!??
E氏:そうです。でもその日は、別の投稿案件を3件投稿するスケジュールを組んでいたので、翌日に投稿するという約束で話をつけました。
─── うーん。。こんな風に言ったらあれですけど、「ただ投稿するだけ」と安易に考えているのが伝わってきますね・・・。
LAST RESORT

今回の解決・改善POINT
*言われたことをそのまま受けてしまうのではなく、できないことは「できない」と伝えられる勇気をもつ。
*「できないこと」と「できること」を明確に伝えて、歩み寄れる部分を自分から提示して交渉する。
インフルエンサーマーケティングに大きな可能性を感じて依頼する企業が後を絶たないものの、まだまだお互いのことをよく知らないうちは、こうしたトラブルも多いのが現状です。
こんなときはお互いの事情をしっかりと相手に伝え、歩み寄れる部分は歩み寄る。そうした中で、お互いにとって最善の方法を導き出していけるといいですね。
自分がもし、こんな場面に直面したら?
自分がもし、こんな場面に直面したら?
フリーランスとして自分の世界観を発信し自立/自律するためには、「自分の世界観をしっかりともつ」ことが最も大切です。リデルでは、まだまだ生まれたばかりのインフルエンサーという存在がしっかりと自立/自律を成し、フリーランスとして個人の可能性を最大限に発揮できることを目指し、活動しています。
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