企業の予算感であったり、フリーランサーによってもまちまちなこの問題は、新しくフリーランスとして活動をしようと考えるクリエイターが一番はじめに躓く問題ではないでしょうか。


今回伺ったのは、フリーランスとして活動し始めたばかりのクリエイターと企業の間で起きたギャランティに関するトラブル。



こんな時、あなたならどうしますか?





Case:11〈相場よりもはるかに低い報酬での取り引き〉

〈 インフルエンサーK氏の証言 〉

B社からの依頼でイラストを描くことになり、当時はイラスト1枚に対する相場感が分からずB社から提示されるままに依頼を受けた。しかし、後にイラストレーターとして活動する知人から、相場と言われる額の8分の1の金額だということを指摘された。



─── そんなこともあるんですね…

K氏:知人に言われたときは本当に驚きました…。でも、ちゃんと調べたりしなかったのも良くなかったなと今は思っています。


─── 確かに、調べることは必要だったかもしれませんね。でも知らないのを良いことにその金額を提示したのだとしたら、とても嫌な気持ちになりますよね。そのあとはどうしたんですか?

K氏:受けてしまった仕事はどうしようもないので、いただいたお仕事は全うしました。


─── そうですよね。

K氏:でもその後も最初と同じ価格で依頼がきたので、交渉をして価格を上げてもらいました。

─── なるほど…。上げてもらえて良かったですね。

K氏:それでも最初が本当に低かったので、相場と言われる金額よりも何割も安い価格だったんですけどね。









LAST RESORT

今回の解決・改善POINT


*仕事を受ける前に内容をよく確認する

*相場や工数を考えた上である程度の価格を算出しておく

*ギャランティの交渉は、依頼を受ける前にする


フリーランスのクリエイターとして依頼を受ける時には、しっかりと工数算出をして価格を決めることが大切です。フリーランスになるということは、全ての管理を自分自身で行うということ。

『知らなかった』ことで起きてしまった今回のトラブルは、『知る』ことで解決できたトラブルだったと思います。仕事を受ける前にはしっかりと内容を確認し、要望があれば交渉をして、それでも折り合いがつかなければ仕事を断ることも必要です。


ただ、提示価格の低い依頼すべてが悪い案件という訳ではないので、その依頼を受けることでのメリットが自分にあるかどうかも踏まえた上で判断をしましょう。

フリーランスという立場で仕事をする以上、仕事を受けるのも断るのも全てあなたの判断次第。仕事を受ける前には内容をよく理解し、『こんなはずじゃなかった…』という後悔がないようにしていきたいですね。



自分がもし、こんな場面に直面したら?リデルでは、まだまだ生まれたばかりのインフルエンサーという存在がしっかりと自立/自律を成し、個人の可能性を最大限に発揮できることを目指して、活動しています。





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