“旅するインフルエンサー”のはじまり

- バックパッカー時代が旅の原点

世界中を飛び回る彼女の原点は、バックパッカー時代の一人旅にあるという。拙い英語を使いながら旅先で出会った人々と交流し、旅の醍醐味を体験してきた。

長谷川さん:若いころ、寝袋持って一人で色々な国を周っていたんです。社会人になってからも、働きながら休みさえあれば格安チケットを取って、寝袋とバックパックの荷物だけで一人旅をしていました。

英語があまり喋れないので、空港からの交通手段もわからないし人に聞けないので、とにかく街や遺跡、面白いところまで歩いて行こう!という感じで。そのときの一期一会のマインドや、フットワークの軽さは今も全く変わっていません。

- 彼女のルーツとは

 群馬との県境にある埼玉県本庄市で生まれ育った彼女は、高校卒業後は地元で自動車販売の事務や経理を担当していたという意外な過去を持つ。

長谷川さん:本庄市は同じ県内といっても大宮までは1時間以上かかるので、群馬の高崎にあるビブレに遊びに行ったりしていました。当時はギャル系ファッションが流行っていて、私もガングロギャルでした(笑)

投稿写真へのこだわり

- 長谷川さんにとってインスタグラムとは?

ブログやTwitter、インスタグラムを駆使して認知されてきた長谷川さん。そんな彼女にとって、インスタグラムとはどんな位置付けなのだろうか。

長谷川さん:ブログでは日常生活を、ツイッターではその時に思った感情をシンプルにつぶやくという形で活用しています。でも、インスタは『いい感じのアルバム』みたいな感じで自分の記録として、こだわりの写真だけで構成しています。

- 旅系インフルエンサーとの差別化と工夫

長谷川さん:投稿も一人旅なので景色の写真が多かったのですが、それではありきたりで。だから、あまり他の人の投稿は見ないようにして、自分の感覚を大事にしています。

たくさんの観光客がいる中で、風景や世界遺産と自分だけを入れた究極の1枚をどう撮るか……。タイミングと脚立とセルフタイマーと葛藤して、すごく凝縮された1枚をインスタにあげるんです。

───カメラや加工はどのように使っていますか?

長谷川さん:カメラは好きだけど機械オンチなので、投稿写真には写真も動画もスマホのデフォルトカメラを使っています。なるべく自然な印象にしたいので、加工はほとんどしません。その分、アルバム全体の統一感には気を使っています。

正面からの撮影でも、垂直・水平の角度をずらさないようにするだけで全体がまとまって見えます。また、パッと見ただけでどの場所かがわかるようにしたり、統一感の中にも色々な発見や工夫をちりばめるようにしています。

- 世界遺産検定なども意欲的に取得

 最近は、月3回ぐらいのペースで旅行をしているという長谷川さん。最近では、ハワイやラオス、フィンランド、パリ、フィリピンなどを訪れたそうだ。

長谷川さん:ラオスでは延泊して象使いの資格を取得したり、フィンランドでは運良く一日目できれいなオーロラを見られたり。スキューバーの資格も取ってジンベイザメと泳いだりもしました。

───……すごいですね…。

長谷川さん:その土地でできる体験が私にとっての何よりの活力ですね。だから、オフシーズンでも楽しめる場所やことを見つけて、その土地を紹介できるようにしています。

───長谷川さんは世界遺産検定も取得しているのですよね?

長谷川さん:世界遺産検定は3級を取得し、今は2級を目指しています。東南アジアはよく行きますし、覚えやすいのですが、世界遺産の数が多いヨーロッパはなかなか難しいんです(苦笑)

- インスタグラムが繋いでくれたもの

───長谷川さんにとってインスタグラムはどんな存在ですか?

長谷川さん:インスタグラムをしていて一番嬉しいのは、『アヤさんの投稿を見て旅に行きたくなりました!』と言ってもらえること。旅好きの人にはもちろん、現地の魅力や旅の楽しさを発信できることはとてもやりがいに感じています。

───大変だった仕事はありますか?

長谷川さん:最近では、海外だけでなく国内の旅案件も増えていて。一番キツかったのは、小笠原諸島や奄美大島、徳之島への訪問でしたね。船酔いが本当にきつくて。しかも、小笠原諸島は往復で50時間もかかって、とてもつらかったです。

でも、島に着いたら噂がすぐに広まったようで、どこに行っても声をかけてくださり、家族のように接してくれて。とても嬉しかったですね。帰り際にも見送りにきてくれて。もう、号泣でした。船酔いのひどい思い出もかき消してくれるくらい、素敵な思い出です。

- 今後について

───仕事をしていて楽しかったことは何ですか?

長谷川さん:海外で言葉の壁を越えて、仲良くなった現地の人々たちがインスタグラムにタグ付けしてくれてフォロワーが増えたり、交流の幅が広がったりしていて。今年初めに仕事で行ったパリでは、23カ国から80人くらいが集まっていて、ネットワークも広がったしとても楽しい経験でした。

───これから挑戦してみたいことを教えてください。

長谷川さん:動物や爬虫類が好きなので、コンゴ民主共和国で野生のゴリラに会ったり、インドネシアのコモド島でコモドドラゴンを観察してみたいですね。夢は世界一周をすること。インスタでその様子を実況できたら最高ですね。


自分のやりたいことを語る彼女は、とても無邪気で生き生きとしていた。今後も彼女のインスタグラムから目が離せない。




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